adbコマンドでPCとAndroid端末を無線接続する
2022-11-20
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💫 はじめに
この記事では、PCとAndroid端末を無線接続する方法を紹介します。
💫 ざっくり用語説明
⭐︎ adbコマンド:
Android Debug Bridgeの略。
PCとAndroid端末とで通信するために利用するコマンドラインツール。
💫 モチベーション
Androidアプリ開発を行いやすくするため。
💫 公式ドキュメント
adb: https://developer.android.com/studio/command-line/adb?hl=ja
💫 準備
- Android端末を用意
- Android Studioを用意
- アクセス可能なWi-Fiを用意
💫 環境
- Windows11
💫 adbコマンドを使えるようにする
-
以下のgoogle公式リンクからプラットフォームツールをダウンロードする。
-
DLしたプラットフォームツールのパスを通す
- DLしたzipファイルを展開する
- platform-toolsというフォルダを適当な場所(Cドライブ直下など)に移動し、フォルダのパスをコピーしておく
- Windowsの検索窓に「環境変数」と入力し「環境変数の編集」を開く
- システム環境変数の「Path」を選択して、さらに新規ボタンを押してからコピーしたパスを入力する。
- PCを再起動する
-
コマンドプロンプトやgit bashを開き、下記コマンドを実行してバージョンが表示されればOK!
adb version
※うまくいかない場合、パスを再確認してください
💫 AndroidのUSBデバッグをONにする
AndroidがUSB接続を受け入れられるように設定する必要があります。
公式Docに従ってUSBデバッグをONにしましょう。
https://developer.android.com/studio/command-line/adb?hl=ja
💫 adb接続
- PCとAndroidを同じWi-fiに接続する。
-
Android端末でWi-FiのIPアドレスを調べる。
- Androidのバージョンによって調べ方が異なります。ネットワーク系のところを調べていけばなんとなく見つかることが多いです。
-
PCでAndroid Studioのターミナルを開き、下記コマンドを実行
adb tcpip 5555
「no device …」みたいな結果が出てきてもOK
-
下記コマンドを実行 (xxxのところは調べたIPアドレス)
adb connect xxx.xxx.x.xxx
- Android側でPC接続を許可すればOK
※接続できない場合、adb tcpipコマンドを使うところから有線接続した状態で作業しておくと良いです。
connectまで出来たらその後はケーブルを抜いても問題なく使えます。
それでは良きAndroid開発ライフを!